アルゼンチン、60年間未稼働の運搬橋「ニコラス・アベジャネダ橋」

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アルゼンチンには、建設から一度も稼働していない「運搬橋」があります。今回は、ニコラス・アベジャネダ運搬橋についてまとめました。

この運搬橋(Puente Transbordador)はニコラス・アベジャネダと呼ばれ流のですが、橋の未稼働期間は、間も無く60年が経とうとしているます。現在は、観光名所としてその役目を果たしていますが本来の運搬橋としては一度も機能していない状態です。

ニコラス・アベジャネダ橋について

ニコラス・アベジャネダ橋は、ブエノスアイレス市のラ・ボカ地区近くに設置されています。隣に同名のニコラス・アベジャネダ橋(道路として利用する橋)がかかっています。

今回、話題にしている橋は「運搬橋(Puente Transbordador)」と呼ばれるゴンドラが移動する構造となっている橋です。

参照:Puente Transbordador Nicolás Avellaneda – Wikipedia

60年近く未稼働の運搬橋

この運搬橋は未だに再開(というか利用開始)の目途が立たないのが現状です。その期間は2018年の記事執筆時点で57年間となっており、1年ほど前に行政側が稼働させる予定を示したことが、話題となりましたが、未だ具体的な動きはない状態です。

こうした一連のやりとりが、ある意味世界的に有名となり、今ではリアチュエロ川にかかる橋として、現在では観光名所の一つとして活躍しています。

映画のロケ地にも使用された場所

ニコラス・アベジャネダ橋は、ウォン・カーウァイの映画「ブエノスアイレス」のロケ地として使用されたことでも知られています。主人公のトニー・レオンとレスリー・チャンが深夜散歩した橋が、このニコラス・アベジャネダです。

橋として機能する日はあるのか無いのか。

アルゼンチン国内でも、すでに「ちょっとした観光地」として位置付けられているようなので、今となってはこの橋が動くかどうかってのは、もうどうでもいいことなのかもしれません。

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