エクアドル国家統計調査局(INEC)が2018年の統計情報を発表。エクアドル国内の総人口が1700万人を超えたことがニュースで話題になりました。
この記事の中でガラパゴス諸島の人口について触れられた記述があり、2015年の国勢調査では、その人口が少なく見積もって2万5,000人住んでいるとのこと。
これまで、ガラパゴス諸島に人が住んでいることは認識しておりましたが、その人口にまで意識を持つことはこれまでありませんでした。
そこで、ガラパゴス諸島に暮らす人々について調べました。
ガラパゴス諸島の人口について
グラフには反映されていませんが、2015年度のガラパゴス諸島の人口は25,244人となっています。ガラパゴス諸島の人口自体は増加傾向にありますが、2万人を超えてからの増減率はそれほど高くない状態です。
ただ、島内の平均年齢が29歳と若いのも大きな特徴です。
島民の既婚率
統計の母数が島全体の人数よりはるかに少ないのが気になりますが、既婚者は男女ともに4割程度となってます。この統計の面白いところは「Unido」という項目があるところ。
これは、日本語で言うところの「事実婚」に該当するんですが、宗教的な理由で再婚できないけど共同生活をしている男女を指します。ちゃんと統計上に反映するのは興味深いところです。
島内の人々は何をして暮らしているのか
ガラパゴス諸島に住む人たちの主な仕事などの内訳です。
一般企業に務める人が全体の36.2%と最も多く、続いて公務員21.4%、自営業20.9%です。公務員が多いかと思いきや、以外にも一般企業に務める方や自営の方が多いことに驚きました。
島の様子
プエルト・アヨラという港町。プエルト・アヨラは、エクアドルに属するガラパゴス諸島の中心部にあるサンタ・クルス島の南岸に位置する町です。この写真だけを見て、ここがガラパゴス諸島の一部と答えられる人はそれほど多くないでしょう。
島ならではの光景も。こんなゴロツキでも、保全対象なので危害を加えることはできません。島の人たちは、こんな光景が日常茶飯事なので、基本、放置しているようです。
統計から垣間見えるガラパゴスに暮らす人々の姿
他にも、仕事の内容、住宅の構成、島に暮らす子供達の教育など様々なデータが公開されています。
遠く離れた絶海の孤島と思っていたガラパゴス諸島でしたが、そんな島でも人の暮らしを垣間見ることができるので、統計情報ってとっても面白い資料だとつくづく感じました。
興味ある方は、INECの資料をぜひ参照してみてください。楽しいです!
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