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そんなプライムビデオのラインナップをラテン好きな目線でチェックし、スペイン語学習やスペイン語文化圏について知るのに役立ちそうな映像作品を選んでみました。
参照 プライムビデオを見る
サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ
舞台は、スペイン、グラナダ県にある世界的なアーティストを生んだフラメンコの聖地、サクロモンテ地区。この地は、かつて迫害を受けたロマたちが集う場所です。イスラム文化と融合した独自の文化が形成されました。
ロマは、かつて洞窟で暮らしていたことから「洞窟フラメンコ」が生まれ、力強く情熱的な踊りや歌に世界は虜になりました。
本作は、そんなサクロモンテでロマたちが気づきあげたフラメンコ・コミュニティのルーツと記憶を探るドキュメンタリーです。
モレニータ・スキャンダル 消えた聖女
伝書鳩を飼育する主人公「マテオ」は祖父の手術代を稼ぐ為、鳩を運び屋として利用する麻薬ディーラーに手を貸すことになります。
しかし、その麻薬運送に失敗し多額の損失を出すと、麻薬組織はマテオに返済を迫り、挙げ句の果てに妻まで脅迫します。追い詰められた彼はグアダルーペ大聖堂の聖母像を盗み身代金を要求。メキシコ国家をゆるがす事態へ発展するのです。
コロンビアーナ
1990年代のコロンビア系マフィア事情をドラマチックに描いた作品。
マフィアの幹部を父に持つ少女は、本人の目の前で家族を惨殺される。必死に逃亡し、叔父を頼って米国シカゴでマフィアへの復讐を誓う。 15年後、凄腕の殺し屋として暗躍し始めたとき、予期せぬ事件が相次いで起こる・・・
主役の女優さんが「美女」なので、コロンビアの名に恥じない作品を目指していることが伺えます。「レオン」に続くリュック・ベッソン作品なので、ストーリーはそこそこ面白い。
メキシカンスーツケース
この作品は、70年間行方不明になっていた貴重な写真が、ロバードキャパの弟、コーネル・キャパが創設したICP(国際写真センター)が取り戻したことで制作されたドキュメンタリー映画。
本作では、写真のネガがなぜメキシコで見つかったのかという謎に迫りながら、スペイン内戦の悲惨さを訴えます。
スペイン内戦の真実に迫りながらも、貴重な写真が70年の時を経て今に受け継がれてきたことの奇跡を伝え、スペイン内戦で苦しんだ人々や亡命した人々へ撮影当時の写真家の思いを今に蘇らせるようでした。
歴史の授業などでは、流される程度の扱いだったスペイン内戦ですが、本作を通して、これほど悲劇的な戦争だったのだと知る事が出来ました。
赤の涙 Migas de pan
物語は1975年のウルグアイ。
軍事独裁政権下にあったウルグアイ政府に対抗する学生運動が盛んでした。そんな学生運動に参加していた主人公は、誘拐同然で政府に検挙されます。兵舎に連れ去られ、そこに囚われた者たちは全裸にされ拷問や性的暴行が繰り返される日々を過ごすことに・・・。
今回紹介する赤の涙(西語:Migas de pan)は、そんな独裁政権下にあったウルグアイでの実話がもとになった作品です。
CIA分析官 ジャック・ライアン – シーズン2
映像を通して失敗国家の悲劇が描かれた作品です。不審な武器の取引を追跡をした主人公ジャックが調査のために南米へ向かうところからストーリーが展開されます。
向かった先は、世界随一の資源保有を誇るベネズエラ。
豊富な資源をめぐる汚職をはじめ、国家が主導して不法な取引を実行するベネズエラが、国ごと堕落する姿が描かれます。その描写は時事問題への痛烈な批判を感じるものがあり、かなり生々しい描写です。
人生スイッチ
バラエティー豊かな6篇が一つになったオムニバス映画です。どのストーリーも丁寧に作り込まれていて、映画鑑賞後にとてもスッキリした気持ちになります。短編映画集なので、ストーリーごとに時間のあるときに鑑賞するのも良いかもしれません。
隙間時間でスペイン語作品を鑑賞するってのも楽しいですよ。こちらの記事で詳しく紹介してますのでご参考ください。
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