夏に開催される一大ラテンイベントといえば「イスラデサルサ」です。2016年の今年、本イベントは開催20年の節目を迎えます。
イベント名にある「イスラ」はスペイン語で「島」という意味。この記念すべき節目を盛り上げるべく、本イベント2016年の開催地が「能古島」で開催することが決定しました。
ラテンフェス「イスラデサルサ」について
イスラ・デ・サルサは、NPO法人ティエンポ・イベロアメリカーノが文化交流を目的に主催する夏の目玉イベントです。
第1回目は、1997年8月に開催。会場は福岡市からほど近い離島「能古島」で行われました。当時は、シンプルなステージを組み、手作り感溢れる、小規模なフェスティバルとして開催されました。
能古島のキャンプ場を利用して開催されたイベントですが、島内の雰囲気をよりカリブ海のビーチの景色に近付けるべく、会場設営として竹や椰子の葉で作った装飾をスタッフ総出で作り上げたようです。
動員数増加に伴い、別の会場でイベントを継続
時は経ち、このイベントへの来場者も毎年増加。
運営に関しては、様々な苦難もあったようです。動員数の増加に最も苦慮を重ね、ついに聖地「能古島」を離れることを決意。会場を「シーサイドももち海浜公園」へ移しました。
しかし、イベント内容への妥協は許すことなく、経験値を重ね、世界トップレベルのサルサバンドや国内アーティストも参加するフェスティバルにまで成長しました。
ラテン文化センターティエンポは、2016年で20年目という節目を迎えます。イスラデサルサは、NPO法人ティエンポにとっても最重要イベントの一つとなっているのです。
伝説のライブも開催していた
私もイスラデサルサ関連のイベント「ビベラ・サルサツアー」を何度か見に行ったことがあります。
特に、キューバの著名アーティスト「Los Van Van」を鑑賞したことは非常に有意義でした。このバンドリーダーは2014年に老衰で他界してしまい、Los Van Vanのライブは、本当に伝説のイベントとなってしまいました。
他にも、プエルトリコやドミニカ共和国など、ラテン音楽発祥の地で活躍する著名アーティストを次々と招聘しています。
第20回イスラ・デ・サルサ 開催情報
第20回イスラ・デ・サルサ ワールドビートフェスティバル
20th ISLA DE SALSA World Beat Festival
日時:2016年8月20日 (土) ・ 21日 (日)
場所:能古島キャンプ場
メインゲストはスペイン発の人気サルサバンド
イスラデサルサ2016の注目アーティストは、スペインで人気のサルサバンド「トロンボランガ」です。
トロンボランガは、バンドの代名詞でもあるホーンセクションがトロンボーンのみという特殊な編成のスタイルをとり、トロンボーン、堅固なパーカッション、力強いソネオで、強烈な印象を与えるサウンドを創り上げている。
彼等のサウンドは、60年代、 70年代のサルサの影響を色濃く残しており、骨太かつダンサブルな楽曲が揃う。
参照:イスラデサルサについて
トロンボランガの代表曲
トロンボランガは、世界各国のサルサファンを踊り狂わせるほどの力強いサウンドが話題となっているラテンバンドです。
ここ最近リリースされた楽曲の中で、私が存在感を示している曲は「Agua Que Va Caer」でしょう。サルサ音楽専門サイトにて、2012年のベスト10選にノミネートされているのも理由の一つです。
Amazon Prime会員であれば、トロンボランガのアルバム2つが聞き放題です。もちろん注目曲であるAgua Que Va Caerのも収録されているアルバムですので、イベント前の予習に最適ですよ!
イベント詳細
第20回イスラ・デ・サルサ ワールドビートフェスティバル
20th ISLA DE SALSA World Beat Festival
日時:2016年8月20日 (土) ・ 21日 (日)
場所:能古島キャンプ場
詳細:イスラ・デ・サルサ 公式サイト
実に9年振りとなる聖地での開催、ラテンフェスのファンだけでなく、イベント関係者も胸が熱くなっているようです。
開催が待ち遠しいですね!
コメント