Photo:indians from panama By lotzmana
フランス政府はパナマ共和国を改めてタックスヘイブン(租税回避地)として再認定しました。
中南米のスイスとも呼ばれるほど金融機関がそろうパナマ。先日「パナマ文書」によって、同国を通して取引される資金の流れが不透明であると明らかになったことを受け、ブラックリストに”再び”認定されました。
決定打は「パナマ文書」
ブラックリスト入りの決定打となったのは、先日、ウィキリークスによって暴露された「パナマ文書」によって暴露された数々の怪しい資金の流れに関する情報です。
この情報流出によってパナマ国を通した投資が不透明であることが浮き彫りになりました。この一連の流れを受け、フランス政府は、パナマを非協力的なタックスヘイブン(租税回避地)としてブラックリストへ入れることを決定しました
フランスは2012年に、パナマをこのブラックリストから外していたのですが、今回の決定で再びブラックリスト認定したことになります。このフランス政府の動きに対し、パナマ政府は、フランスの措置は「間違っている」と反発しているようです。
ちなみに、スペイン語で「タックスヘイブン」のことを「paraíso fiscal 」と表記します。今回の重要キーワードですよ!
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