古いMacbook Proをどうにか再利用しようと考えUbuntuを導入し、実際に半年間日常生活で使ってみた感想をまとめました。
半年間のUbuntu活用で感じた良い点、イマイチな点
ubuntuに変わって良かった点
- OSの公式なサポート
- カスタムテーマを設定することができ、気分に会わせて見た目をガラッと変えられる
- Mac OSでやってきた基本的な作業やデータ管理がほぼ置き換えることができる
- 軽量な動作になる
- steamでプレイできるゲームが増える
- linux対応のゲームが予想以上に多い
画像や映像の編集ソフトで困ることは皆無です。Macの写真appってメチャクチャ便利な機能が盛りだくさんで、写真管理ソフトをどれにするかでずいぶん悩みました。Shotwellなら写真も動画も一元管理できるので、私はこれを選びました。
Ubuntuではイマイチと感じる点
- OSそのものがハードウェアとしてのMacに完全対応していない
- キーボード設定に苦戦する
- タッチパッド操作が微妙になる
- 時々ではあるが、無線接続や電源周りなど動作が不安定になるときがある
イマイチな点をどう対処していくか
キーボード設定の不満
英数・かなキーを使った文字入力切替がインストール直後は絶望的に使いづらい状態です。そこで、言語設定メニューにある「キーボード(キーバインド)設定」を変更することである程度対応できます。
詳細は、別途説明してますので割愛。注意点は、英数・かなキーの連打で変換モードの切り替えはできません。
トラックパッドの不満
トラックパッド(タッチパッド)の使い心地が、めちゃくちゃ悪くなります。入力設定でトラックパッドの感度やポインターの速度を調整する必要があります。
あと、libinput-gesturesというレポジトリを使えば、トラックパッドを使った3本指以上の操作を実現させることができます。Macのように2本指操作は無理ですが、これを導入すれば一応それっぽいことは可能です。面倒な設定作業ですが、これはやっておいた方がいいと思います。
ある程度の改善と「慣れ」でどうにかなる
このように、イマイチと感じる点は、設定を変更したり、プラグインを導入すればある程度改善することができます。
全く異なるOSなのに、不満点がそれほど多くないことを評価すべきだと思います。多くの人が改善に寄与している結果なのでしょう。
ハードウェアとの親和性を考慮して作られたMacと露骨に比較して、使いづらいとぼやくよりも、すでにサポート切れのMacbook Proをどうにか使い物になるように再生させることへ情熱を傾けるべきです。
あとは慣れの問題です。Ubuntu独特の癖を覚えてしまえば、かなり使える子に変貌します。 ハードウェアとしてのMacbook Proのデザインは秀逸です。このデザインを再び活かすことができることにワクワクしています。
この記事を読んでくれたあなたも、部屋の片隅で眠っている古いMacを蘇らせてみてはいかが?
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