パソコンの分解修理に初めて挑戦した話。
使っているパソコンはMacBook Pro。2013年に発売されたモデル。発売から11年経過してるので、普通なら買い換えも検討されるはずです。
ですが、そこはMacBook Pro。調査すると、互換性のあるパーツに交換することで、見違える処理速度になることが判明。己の経験値を一つ高めるべく、Macbook Proを分解修理することにしました。
2013年式のMacbook proに新しいバージョンのOSが導入できない可能性が出たため、Ubuntuを検討してる方も多いはず。実際に私も導入してみたので、以下のリンクをご参照ください。
修理するための情報と材料を揃える
まずは、メニュー左上のAppleマークから「このマックについて」を開き、私のMacbook Proの概要について調べました。私のマシンは、2013年発売のRetina, 13-inch, Late 2013です。
マックの型番を元に必要な道具や部品を買い集めていきます。
ところで、Macbook Proは分解修理の難易度が高いと言われてますが、人気機種なので分解修理のための有益な情報がたくさん共有されています。中でも、ifixit.comのMacBook Proの分解解説は必読。事前に留意点などを把握した状態で分解修理に取り組むことができるのは嬉しいポイントです
これらを事前に読破し、必要な準備と道具などを揃えました。
用意したもの。
- 新しいストレージ(SSD)
- SSD接続のためのアダプタ
- 互換性のあるバッテリー
- 無水エタノール
- Time Machineを使ったバックアップデータ
- USB起動ディスク
SSDは数え切れないくらい種類があるのですが、性能と価格のバランスに定評のある、クルーシャル P1シリーズの1TBを選びました。あと接続するための変換アダプターを同時に用意。無水エタノールは、バッテリーを固定している粘着テープを剥がすための溶剤です。
本作業を行う前に必ずバックアップを用意すること。最後の復元で必要になります。バックアップの方法は、以下のリンクを参照。
修理までの手順とか留意事項
- SSD、バッテリー、変換アダプタ、無水エタノールを用意
- 外付けHDDを使ってTime Machineバックアップ
- USBメモリやSDカードなどを使って起動ディスク(High Sierra以降)を準備
- 工具を使って各種ネジやパーツを除去し、新しいものに交換
- 起動ディスクを差し込んだ状態で電源オン
- ⌘Command + R でリカバリーモード起動
- ディスクユーティリティーを起動しSSDをフォーマット(消去する)
- Time Machineバックアップを接続し、復元しながらOSのインストール
SSD交換と利用環境の復元が最も面倒
新しいSSDはマックで認識させるために、一度フォーマットをする必要があります。このフォーマットをどうやって実行するかで、 SSDこの乾燥のややこしさが変わってきます。私は、起動ディスクを予め作成する方法で実行しました。
起動ディスクの作成方法は、アップル公式サイトで説明されているのでそちらを参考に!
裏蓋を開けてパーツの交換
互換バッテリーを買ったら、裏蓋を開けるための工具が付随してきました。レビューでは、この工具の精度が悪いと言われてますが、普通に使えます。
サクサク軽快な動作のMacに生まれ変わった
SSDの書き込み・読み込み速度が交換前と比べて5倍ほど高速になりました。
これは、体感的にも明らかにサクサク動くのが実感できるレベルです。世間ではメモリを積んで高速化するのが一般的ですが、SSDを新しいものに変えるだけでも大きな変化を味わうことができる結果となりました。
本当はメモリも増設したかったのですが、ロジックボードにはんだ付けされた規格のため交換不可。今回の作業をするまで知らなかったので、とても勉強になりました。
使ったお金は、合計2万円程度。この2万でMacの利用環境が満足いくレベルまでアップグレードできるので、古いマックを持ってるすべての方にお勧めしたい。マジで。
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