マヤ文字の消しゴムはんこを作成しました。
きっかけはTwitterでの何気ない呟き。
とても暇だったので何となくマヤ文字の消しゴムはんこを作ると言ってみたら、グアテマラにゆかりある人たちから、ゆるめな反応をもらいました。予定外の展開でしたが、せっかくの機会なので、その期待に応えるべく着手。製作期間は約3日でした。
以下に、マヤ文字のハンコを制作する上で必要な情報なども残しておきますので、興味のある方は作ってみてください。
マヤ文字の消しゴムはんこ完成
ティカル遺跡の石碑に刻まれている碑文の一部です。
こちらのサイトで文法的な解説をしています。上の段から左から右へ読み、意味は後ろ(一番下の段)から訳します。詳しい語句や文法の解説は以下のリンク先を参照してください!
最近覚えたケクチ語でも使われる語句があったりしたので、すごく親近感がわいてきました
マヤ文字ハンコの作り方
- 材料を用意
- 絵を転写
- ひたすら掘る
- 仕上げをして終わり
材料や道具を用意します。
- ハンコ用の消しゴム
- デザインナイフ
- カッターマット
- スタンプパッド
- ハンコのデザイン(参照)
道具も含め、すべて100円ショップで揃えることができます。ただ、デザインナイフはケチらずメーカー物にした方が仕上がりがきれいになります。
マヤ文字の参考文献はネット上にもいくつかありますが、興味がある方は、こちらの書籍の方が参考になります。よかったらぜひ!
下絵を消しゴムに転写
下絵をハンコ用消しゴムに転写します。転写方法は多き分けて2通り。
- トレーシングペーパーを使って手書き転写
- 白黒印刷の紙に下絵を印刷し、除光液で転写
今回はトレーシングペーパーで手書き転写にしました。マヤ文字画像を鉛筆でトレーシングペーパーに書き写し、その書き写したトレーシングペーパーをハンコ用消しゴムに擦り付けて転写します。
転写できたら、ひたすら掘ります
デザインナイフを使って、少しづつ細かい個所から削っていきます。一つ一つの線がくっきりでるように注意を払いながら刃先を消しゴムに入れていきます。
掘り終わったら「持ち手」を取り付け
持ち手となる木材などは、予めハンコの大きさに切り、軽くやすりをかけておきましょう。特に印影を持ち手に転写する場合は、滑らかな表面になるまでやすりが消しておくと、仕上がりがきれいになります。
木材の表面を番手の細かい紙やすりで仕上げ磨きをしておくと、印影がきれいになります。うまく転写できなかったら、手書きで修正・・・
持ち手の木材をワックスでコーティング
持ち手のコーティングは、撥水性をある程度持たせるためフローリング用のコーティング剤を使います。色々試した結果、リンレイのハイテクフローリングコートがいい感じ。水にも強く、仕上がりもすごく綺麗です。
接着剤で取り付けて完成
マヤ文字は複雑すぎない図形でありながら、象形文字らしい細かな部分が随所に散りばめられています。一つ一つの図形に音が割り当てられており、集合体の文字となって意味をなす。なんともロマンを感じる話です。
早くも、古代マヤ文明の伝達手段に魅了されています。
幸運を呼ぶハンコになれるのか!?
古代文明の象徴的なデザインを使った消しゴムハンコは以前にも作りました。メキシコの代表的な暦石の一つ「太陽の石」です。
アステカ文明の象徴でもある太陽の石を消しゴムハンコにし、雑貨店の店長に寄贈しました。すると、店長より「金運を呼び込む力がある!」と言われ、この消しゴムはんこが開運グッズとして格上げされました。
そんな経緯があるため、今回制作したマヤ文字ハンコも、もしかすると、何か幸運を呼ぶ力を秘めているかもしれません。まずは己の運勢アップを目指し、手帳にしっかりとその印影を刻みました。
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