Macbook Pro 2013に最新のUbuntuをインストール

ライフスタイル

MacBook Pro 13インチ Retina Display Late 2013を大切に使っています。

2013年式のMacBook Proは、とても古いMacbook proですので、ほぼ製品保証のない「ヴィンテージ」製品として分類されています。そこへ、MacOS Big Surから2013年式は相性が悪いと言われるようになり、安易にアップデートすることができなくなりました。

そこでUbuntuの登場です。

それでは、以下に作業メモを記録しておきますので、ご参考ください。

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Ubuntuの入手とインストールUSBディスクの作成

まずは、インストール用のOSイメージを入手します。インストールの作業自体は、公式ページの解説通りに進めれば問題ないと思います。

一般的には長期の公式サポートが付随する「LTS版」をインストールしましょう。

Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロード | Ubuntu Japanese Team

ですが、インストール先はMacbook Pro。2021年1月時点で、ubuntu20.10がリリースされていましたので、実際に試したところ、より新しいバージョンの方が動作が安定していると感じました。どのバージョンが安定しているかは、運試し的要素が大きいので、判断は各自に任せます。

Macbook Pro 2013にUbuntuをインストールしてみた
Ubuntu20.10とMacbook Pro2013の相性がいいかどうかをチェックすべく、実際に導入して使ってみることにしました。

OSイメージをUSBメモリへ書き込み

ダウンロードしたUbuntu OSのisoイメージを書き込みます。

USBメモリは4GB以上あれば大丈夫。ディスクイメージの書き込みには専用ソフトが必要なので、私はMac版のEthcerというソフトを利用しました。

balenaEtcher - Flash OS images to SD cards & USB drives
A cross-platform tool to flash OS images onto SD cards and USB drives safely and easily. Free and open source for makers around the world.
写真はUbuntu20.04をインストールした時のもの。

実際にインストールしてみると、インストール作業自体はすぐに終わります。

ところがさすがは愛すべきMac。Ubuntuを素直に受け付けてくれません。いきなり本体がめちゃくちゃ熱くなります。さらに、相性が悪いが故のトラブルもいくつか見つかります。

Ubuntuソフトウェアセンターの挙動がおかしいので対処

おすすめのアプリケーションがまったく表示されない状態を改善

Macでいうところのソフトウェアセンター的なもの。いきなり心の骨を折り曲げる不具合です。なぜかシステムもおすすめ項目なども更新できない状態でインストールされています。Ubuntu20.10でもこの部分はほぼ改善されていません。

いろいろ調べたところ「ソフトウェアセンター(snapd)」ではなく「ソフトウェア(gnome-software)」というアプリケーションに入れ替えれば、対処できるってことなので、それをインストール。

# ubuntu software center を削除する

sudo apt autoremove --purge snapd
sudo apt-get install gnome-software
Fix Ubuntu Software not loading issue in Ubuntu | FOSS Linux
Today's guide will show you how to fix the error so that you can install applications from the Ubuntu Software center.

AppleキーボードでMacっぽく日本語入力できるように再設定

こればかりは、どのバージョンになっても手動修正しなければならないような気がします。インストール直後の設定は、怒りを覚えるくらいに使い勝手が悪すぎるのです。

以下、再設定の手順です。

目標とするのは、以下の2つ

  1. Macの日本語入力のようにかなを押したら日本語入力、英数を押したら半角英数字の入力方式に切り替わるようにすることが打ち込めるようにする
  2. ⌘ Commandをコントロールキーのように使えるように変更する

入力切替キーの設定を変更する

一番悩んだ部分。Apple Aluminium(JIS)がどうやら正解
# キーボード設定を呼び出す
sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration

キーボードの初期設定がそもそもおかしいので、そこから修正していきます。画像のオレンジ色の部分Apple Aluminium (JIS)に書き換えます。

Mozcの設定ファイルを修正する

日本語入力ソフト「Mozc」の設定の一部を改変します。以下のコマンドで、テキストエディタ上に設定項目を呼び出し、手動で修正します。

# テキストエディタ geditでMozcファイルを修正
sudo gedit /usr/share/ibus/component/mozc.xml
「かな」と「英数」ボタンが効かない原因はコレ。

書き換え前は<〜〜>default<〜〜>となってるはず。オレンジ色に反転させた部分が「default」になっている場合があるので「jp」に変更する。

書き換えて保存ボタンを押したら、再起動をします。

英数・かなのキー設定を修正する

再起動後に「言語ボタン >キーボードレイアウトを表示 」で英数かなの2つのキーが反応するかどうか確認しましょう。多分、英数ボタンとかなボタンが真逆に反応するはずですが、これはどうにも修正できないので、逆のまま対応することにします。

Ubuntu20.04セットアップ備忘録(MacbookPro) - Qiita
インストール 言語は英語、キーボードレイアウトは日本語にします。 Installation typeは用途に合わせて選びます(デュアルブートにするか否かなど)、今回はデュアルブートではなく完全にUbuntu端末として使用す...

Mozc > ツール > プロパティで開いたウィンドウの中にある 「キー設定の編集」を行います。英数とかなのキー設定が逆になっているので、例えば、IMEを無効化のときに英数を押して設定するも、画面上は以下のように「Hiragana」と表示されますが、気にせずに設定します。

全部で8項目あるので、対応するキーを設定します。

Commandキーの挙動を変更する

ソフトウェアから「Tweaks」を検索してインストールします。

sudo apt install gnome-tweak-tool

Tweaks > キーボードとマウス > 追加のレイアウトオプション に入ると以下のようなウィンドウが開きます。

項目「Alt / Win キーの動作」の中の一つ「Ctrl is mapped to Win and the usual Ctrl Keys」を選択してウィンドウを閉じる。以上で⌘ Commandがコントロールキーとして認識されます。

ここまで来たら、いちどテキストを打ち込んだりコピーペーストを行ってみてください。Macのときのそれと限りなく近い操作に変わっていると思います。

トラックパッドジェスチャーの調整

次は、マウスパッドの挙動を変更します。

この設定をするとトラックパッドジェスチャーが実現できるのですが、本家Macのようにはなりません。何ができないかといえば、2本指での操作です。

3本指からのマウスジェスチャーにか対応していない機能ですが、ないよりマシです。使用感としては、Windowsの使い勝手に似てますが、設定を自分好みに変更できるので、工夫次第で、ある程度まではMacのあのジェスチャー加減に近づけることが可能です。

使いづらさを改善できますが、筐体がMacでも、Ubuntuには引き継がれないことは知っておくべき注意事項です。ある種の妥協が必要です。

# libinput-gesturesをインストール

sudo gpasswd -a $USER input
sudo apt-get install xdotool wmctrl
sudo apt-get install libinput-tools
git clone https://github.com/bulletmark/libinput-gestures.git
cd libinput-gestures
sudo make install 

libinput-gestures-setup autostart
libinput-gestures-setup start

以下の記事が結構詳しい解説です。日本語で把握したい方はこちらでいいと思います。カスタマイズの方法を詳細に解説してるので疑問点が一つ解消しました。

【Linux】トラックパッドでジェスチャーを可能にする | Oh My Enter!

本体が異常に熱くなるのを防ぐための設定

初期状態のUbuntuは熱暴走しやすいときがあります。

Ubuntu20.10では、ずいぶん改善されているので、必要ないかもしれませんが、インストールしておくと節電効果も高いのでバッテリー保護の観点からも必要不可欠の設定じゃないかと思います。

導入するのはTLPとTLPUIです。これは、ノートパソコンに特化した省電力設定です。基本、デフォルトの設定で十分だと思います。

# TLPとTLPUIの導入

sudo apt install tlp tlp-rdw
sudo add-apt-repository ppa:linuxuprising/apps
sudo apt-get update
sudo apt-get install tlpui

注意点としては、このTLPとTLPUIの導入でバッテリーの持続時間などは劇的に改善しますが、一部犠牲になるものもあるので注意が必要です。

それは、熱暴走を抑えるために、CPUの処理能力にも制限をかけているので、ウェブサイトの読み込み時に処理が遅くなるときがあるということです。ただ、私が使用した限りではインストールしておいたほうが良かった場合が多かったので、よほどの理由がない限りは導入することをおすすめします。

[Ubuntu][省電力] Ubuntuで省電力ツールTLPのGUI、「TLPUI」を使用してみた。
以前にかつてUbuntuで省電力設定を行うために「TLP」というツールの紹介をしました。ただし、このTLP省電力設定を粉うために、多くの設定項目があり、かつconfファイルを直接編集しないといけないため結構手間がかかるのが問題でした。が、最
電源管理ソフトウェアTLP のGUI なTLPUI を試す – matoken's meme

テーマファイルなどを導入し、見た目もMacっぽく

⌘Commandのキー設定を入れ替えるために導入した「Tweaks」は、UbuntuのOSの外観をごっそりカスタマイズすることができる機能を有しています。工夫次第ですが、Macと見間違えるような状態にできてしまいます。

私はUbuntuらしさを残したかったので、自分好みのスッキリデザインを採用しました。

カスタマイズもやりすぎると、不具合を抱える要因になります。個人的には、アイコンとウィンドウのテーマファイルを導入したくらいで、それ以上カスタマイズをしていません。UbuntuとMacbook Proの相性はまだまだ完璧ではなく、不安定なところも多いので、最小限の外観変更にとどめています。

あれはんどろ
あれはんどろ

こちらの記事で、実際に長期間使ってみた感想をレビュー形式でまとめました。結論は、サブマシンとして十分使えるレベルです。みなさんもお試しあれ~

UbuntuをMacbook Pro 2013に導入して半年間使った感想
2013年式のMacbook ProにUbuntuを導入して実際に活用してみた感想をまとめました

すべての行為は改造行為に該当するので、取り扱いは慎重に行ってください

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