中米パナマのカリブ海側に「サンブラス諸島」と呼ばれる小さな島の集まりがあります。この島は、先住民族「クナ族」が昔ながらの生活様式を守りながら暮らしており、島の環境と民族の伝統を保護しています。
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素敵な写真と共にサンブラス諸島の魅力を紹介します。
サン・ブラス諸島はどこにある?
サン・ブラス諸島は、中米パナマ共和国のカリブ海側に位置します。アクセス方法は、首都パナマシティーから飛行機で1時間ほどです。
パナマシティーから島行きの小型飛行機で移動
パナマシティから1時間程度で到着します。15人くらいがやっと登場できる小さな飛行機で、サンブラス諸島で唯一滑走路のある島へ向かいます。
島の飛行場は、空港島と呼ばれるところ1箇所のみです。
空港と言えども、空港とは呼べないほど小さな場所(広場?)です。そのためこのような小型機しか着陸できません。空港島は飛行機の離発着しか行えない面積なので、民家や宿はありません。島から、さらに20~30分ほど船で移動したところに民宿が立つ島が点在しています。
島と島の移動に使う船がサンブラス最大の船
船も小型船しかありません。写真の船は、旅行カバンなどを運搬するスペースもあるため、サンブラス諸島界隈で運行している船の中では比較的大きなものになります。
先住民族と観光地でもある島の中での人々の暮らし
サンブラス諸島で暮らすことが許されているのは、先住民族の「クナ族」です。クナ族は自分たちの文化と伝統を守るべく、島に居住できる人間を「クナ族の血筋のみ」としパナマ政府からも特別な自治権が与えられています。
クナ族の生活の糧は「観光業」です。モラと呼ばれる民芸品(パッチワークのような物)を販売したり、外国人観光客の受け入れを積極的に行っています。
自然を満喫するため、ダイビングは禁止
海の透明度は、カリブ海屈指の美しさと言われています。観光客の海で行えるレジャーは制限されています。なので観光客は、スキューバダイビングやパラセイリングなどをサン・ブラス諸島の周辺海域で行う事ができません。
こんなに綺麗で透明度の高い海を目の前にすれば、スキューバダイビングをしたい方も多いはずでしょう。しかし、サンブラス諸島では島と珊瑚礁の保護のため、シュノーケル潜水以外を法律で禁止しています。
珊瑚礁の保護のため船で回遊できるエリアも制限しています。
外部からの「刺激」を極力持ち込ませないようにして、島の保護とクナ族の文化を守り続けている姿は必見です。無人島のビーチで遊ぶこともできますが、立ち入りできる島は「ペリカン島」や「ぺろ島」などの一部に限られています。
宿は日本人になじみのある「ウクプトゥプ」がおすすめ
もし、パナマへ出向くことがあり、サンブラス諸島へ向かうのであれば、私はカバニャス ウクプトゥプ(Cabañas Ukuptupu)という宿を一推ししておきます。
宿の予約はExpediaを使えば、日本からでも予約できるみたいです。天然のリゾートが今も残る、あまり他の人には教えたくない観光スポットの一つ。それがサンブラス諸島です。
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