Photo:Subte By Armando Maynez
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス市を走る地下鉄がクローズアップされています。
過去5年間の乗車運賃の推移を見ると、なんと7倍近くにまで引き上げられている状態であり、ついに司法介入によって運賃値上げに歯止めをかける運びとなりました。
司法「値上げ率166%は上げすぎ!」
アルゼンチン司法は、ブエノスアイレスの地下鉄運賃の値上げを差し止めました。乗車運賃は現行の4.50ペソから7.50ペソに値上げされる予定でしたが、この値上げ幅が大きすぎると判断された形となります。
司法側は、運賃の大幅な上昇は市民生活への影響が著しいとして、差し止めを命じました。今回の値上げについては一度白紙にもどされ、今後、再度議論されることになるようです。
グラフで見る運賃上昇の推移
アルゼンチンが政情不安定であることは、近年囁かれている話ですが、市民の生活の足である地下鉄にもその影響が及んでいるようです。
この5年間の間に7倍近くまで値上げされてしまうと、誰も地下鉄を利用しなくなって胃しまうような気がしてなりません。アルゼンチンで自転車が人気である理由が、こういったニュースからも垣間見えてきます。
ブエノスアイレスの地下鉄運賃、2011年11月、1.10ペソだった運賃が段階的に引き上げられ、ついに7.50ペソに値上げ。この5年でほぼ7倍。インフレと財政難が最大の理由。
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