メキシコ産アボカドの市場価格が過去最高水準にまで達する勢いで高騰してます。出荷量も増えているのに価格がぐんぐん高騰しているんだとか。
メキシコでは「金の成る実」と言われるほどホットな農産物となる一方で、アメリカ国内のメキシカンレストランからは原材料の高騰による悲鳴が聞こえているようです。
世界的な消費拡大による価格の高騰
アボカド価格高騰の最大の要因は、需給バランスが崩れているからです。すでに、アボカドは世界中で消費されてるポピュラーな食品であり、日本でも消費量は拡大傾向にあります。
このニュース記事は2004年の話ですが、その当時ですでにアボカドの日本国内での価値が高まる動きがあったみたいです。
販売量も価格も2倍でメキシコ料理にも打撃
アボカドの消費拡大はアメリカ国内のメキシコレストランで顕著に現れているようです。
メキシコ料理には欠かせないワカモーレ(Guacamole)というアボカドソースがあるんですが、これを提供するにも、原材料が高すぎて現状の価格が維持できずに悲鳴をあげるメキシカンレストランが後を絶たない状態なのです。
米国での販売量が2010年に過去最高の13億2000万ポンドに達し、04年と比較して2倍以上に増加したほか、価格も2倍に高騰したことを示す。
アボカドの栽培・出荷を手掛けるキャラボ・グロワーズ(カリフォルニア州)のリー・コール社長は、米国の販売量は今年さらに最大20%増加し、落ち込んでいる国内供給が逼迫(ひっぱく)するとみている。
日本でもアボカドの需要は高く、価格は絶賛高騰中
「アボガドの輸入量と価格の変化」で、2001年頃のアボカドに関する統計情報がまとめられています。
少々古い情報ではありますけど、アボカドの価格が2倍以上に上昇していることが一目瞭然です。果物ナビのアボカドのページでかなり詳細に開設されてますので参考にしてください。
参照:果物ナビ・アボカド
海外新聞の関連記事
肉以上の贅沢品となってしまったアボカド。
単位あたりの取引金額は刻一刻と上昇しているようです。とくに、ここ最近の取引金額の上昇率は眼を見張るもので、生産国の一つであるメキシコでは昨年対比で220%と算出されています。
El aguacate, como producto de lujo; su precio, similar al de la carne
La Jornada de Oriente|贅沢品となったアボカド、その価格は牛肉並みに
!Bolas!, aguacate a $80 kilo
La Prensa|ナンテコッタ!アボカド価格が1キロ80ペソに
コメント