趣味で、鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)を時々演奏しているのですが、別の練習方法を考慮しなければならなくなり、急遽、カシオの電子ミニキーボードSA-46を買いました。
購入のきっかけは、騒音問題。どんなに音に配慮した練習をしていてもリード楽器にもなるピアニカの音は、周囲によく聞こえてしまうのが最大の問題点でした。
本体価格は3000円程度。最小限のコストで必要十分な装備
本体は、Amazonで3000円を切る価格。電池駆動対応で場所を選ばず、小型で軽量なので持ち運びも楽チン。
専用の別売りACアダプターもあるけど、私は携帯性を重視して家に余っている充電池で対応。最小限のコストで準備は整いました。
音量調節と鍵盤のタッチ感を重要視
マンションや集合住宅エリアでは鍵盤ハーモニカの演奏は時間帯によっては騒音問題に発展しかねません。騒音問題はときに深刻な事件を引き起こすことがあるので、「音」への配慮は最大限意識する必要性がありました。
鍵盤のタッチと音域はピアニカと同程度
私の所有している鍵盤ハーモニカは、YAMAHA ピアニカ P-37Dです。
ピアニカは37鍵に対して、今回買ったミニキーボードは32鍵です。比べれば一目瞭然ですが、音域に関してはおおよそカバーできています。
鍵盤のキーピッチ(間隔)は若干異なります。高音域の鍵盤数が少ないです。本キーボードを両手で演奏すると、鍵盤数にやや物足りなさを感じますが、転調すればある程度カバーできるレベルです。それに、今回の目的はピアニカ練習の代わりなので、片手で演奏できれば問題ありません。
鍵盤のタッチ感は、ピアニカとほぼ同じです。プロじゃない限り違いがわからないレベルですし、そもそもピアノのように鍵盤のタッチ感に敏感になる必要がないので、全く問題ありません。
制約があるからこそ、楽しめる演奏もある
キーボードの楽しみ方は色々とあると思いますが、今回は鍵盤ハーモニカの代わりになれば十分です。せっかく買うのなら、このキーボードの楽しみ方に広がりを期待したいところ。
このミニキーボードの型番である「SA46」で動画検索すると、他にも演奏動画が多数ヒットします。いろいろ調べたところ、素敵な演奏動画を発見しました。
ドラムパッドをうまく使いこなしてると思います。おもちゃキーボードでも、工夫ひとつで存分に演奏を楽しむ良い事例だと思いました。。
鍵盤数や音域が制限される中で、様々な工夫を盛り込んで演奏する動画は見ていて飽きません。限りある機能を活かす創意と工夫で素敵な演奏が実現できることに大きな魅力を感じました。
ミニキーボードとしては完成度もコスパも良好
簡易的とはいえ、リズムパターンや自動伴奏などの機能も備えられているのは嬉しいポイントです。
機能的にはよくあるキーボード楽器ですが、このミニキーボードは大人が暇つぶしに遊ぶにも十分なパフォーマンスを発揮します。
電子楽器としては3000円程度と破格のキーボードで、音域の制約もありますが、演奏者の好奇心を最大限に引き出してくれるガジェット的なおもちゃとして捉えると、非常に楽しみがいのある一品です。楽器を演奏する楽しみを再び味わってみてはいかが?
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