Amazonが世界中でリリースしている電子書籍端末「Kindle」
Kindleの世界的な普及によって世界中の書籍を入手する敷居が下がり、さらに、欲しい本を求めてあちこちの書店をはしごしながら探す必要もなくなったのは本当に歓迎する出来事です。
また、外国語書籍の入手が容易になり、スペイン語書籍の入手に対する敷居も低くなったのは素直に嬉しいこと。そこで、今回は、Amazon.co.jpの「キンドル本」でラインナップされているスペイン語書籍から、オススメの作品をピックアップします。
ハリーポッターと賢者の石 – Harry Potter y la piedra filosofal
説明不要の人気作「ハリポタ」シリーズの第1弾。
アメリカ本家Amazon.comの販売ページを見てもらえば、わかりますがカスタマーレビューが6万件近く投稿されている超人気作品です。独特な世界観を持ったファンタジー作品ですので、それを表現するスペイン語も独特な言い回しが多用されています。
イントロダクションを読んでるだけでもスペイン語表現の学習になるほど、読み応えたっぷりの内容です。これはオススメ。
参照:Harry Potter y la piedra filosofal
死の谷 – El Valle de la Muerte
作品紹介ページを見ると一目瞭然ですが、この作品の紹介文が既に一つの作品と言っても過言ではないくらいしっかりと書き込まれているほど。まずは、作品紹介文から読破して見ると楽しいかもしれませんね。
こちらの作品は、アマゾンの有料会員であれば無料で読めます。スペイン語書籍の売り上げランキングにおいても、人気作品の常連となっているので、読みごたえは十分あります。
この機会に「Kindle Unlimited 読み放題」へ申し込んでみてはいかが?
愛はコーヒーの香り – El amor huele a café
こちらの作品もスペイン語無料作品で非常に人気の高い作品の一つ。
無料作品は、著者がいろんな人に読んでもらうことを目的としてリリースしているものですので、作品概要の項目が非常に充実しているのが特徴的。本作品も、概要がびっしりと書き込まれているので、それだけで読み応えがあることを実感できます。
こんな素晴らしい作品が無料で読めてしまう時代に感謝です。
日本への旅 – DESCUBRE JAPÓN
日本文化だけでなく、日本で当たり前だと思われているような文化的な習慣をスペイン語文化圏の人が理解出来るような言葉や例えを使って解説しています。
全体の内容の善し悪しは別として、日本の文化紹介でどう表現すべきか悩まないようにする為にも、この書籍を読んでおく価値は十分にあります。
詳細:DESCUBRE JAPÓN: EL PRIMER VIAJE A JAPÓN
ハバナの冬 – Invierno en la habana
舞台はキューバ。1999年の冬、国籍不詳の少女がキューバにたどり着き、そこで過ごす姿を描写してる物語。キューバならではの人情や描写が出てくる作品です。
内容はちょっと難しめですが、読み応えあり。
子あひるの大冒険 – Las Aventuras De Dos Pequeños Patitos
子供向けの書籍でスペイン語学習!
スペイン語学習の第一歩に購入したい作品です。
アヒルが冒険に出るって言う子供向けの物語。平易なスペイン語で書かれているので、スペイン語で読書することに慣れるためにも、序盤で読んでおきたい一作です。
詳細:Las Aventuras De Dos Pequeños Patitos – ‘’ No Hay Lugar Como El Hogar’’
坊ちゃん – Botchan
「夏目漱石」をスペイン語で読んで見ましょう。
以前の記事でパブリックドメイン入りした(著作権が切れた)日本文学のスペイン語翻訳版を紹介しています。著作権切れの作品であれば無料入手出来るものもありますが、現代語訳が含まれた本書の方が読みやすいスペイン語で書かれています。
ドラキュラ – Drácula
ブラム・ストーカーのホラー小説として有名になり過ぎた作品の一つ。
本来、吸血鬼は「ヴァンパイア」と言いますが、本作品「ドラキュラ」があまりにも有名になったため吸血鬼を意味する言葉として誤用されるようになった作品です。
詳細:Drácula
変身 – La metamorfosis
ユダヤ系ドイツ人の作家フランツ・カフカの中編小説。
ある朝目覚めると巨大な虫になっていた男と、その家族の顛末を描く物語であり、カフカの作品の中ではもっともよく知られている小説である。
黒猫 – El gato negro
1843年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編小説。
酒乱によって可愛がっていた黒猫を殺した男が、それとそっくりな猫によって次第に追い詰められていく様を描いたゴシック風の恐怖小説であり、ポーの代表的な短編の一つ。
アッシャー家の崩壊 – La caída de la Casa Usher
こちらもエドガー・アラン・ポーの短編小説。
旧友アッシャーが妹と二人で住む屋敷に招かれた語り手が、そこに滞在するうちに体験する様々な怪奇な出来事を描く、ゴシック風の幻想小説のひとつでポーの代表的な短編として知られている。
美女の死と再生、あるいは生きながらの埋葬、得体の知れない病や書物の世界への耽溺など、ポー作品を特徴づけるモチーフが用いられている。
ダンウィッチの怪 – El Horror de Dunwich
アメリカのホラー小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作品。『ダニッチの怪』と呼ぶ場合もある。ラヴクラフト、及び< href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%95%E7%A5%9E%E8%A9%B1″ target=”_blank”>クトゥルフ神話作品の一つ。
告げ口心臓 – El corazón delator
エドガー・アラン・ポーの短編ホラー作品の一つ。
パブリックドメインになるほど古い作品ですので、やや古典的な表現が多用されています。初めて古典文学をスペイン語で挑戦するのであれば、こういった短編小説から始めてみましょう。
日本語版も探せばありますので、完全読破を断念する前に日本語で理解してから再挑戦してみるのも一つの手段ですよ!
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