日系ペルー人の科学者、マリノ・モリカワ氏が取り組んでいる環境保護活動に世界が注目しています。外来種などの過剰繁殖で汚染された湖の浄化に注力し、最近ではチチカカ湖の浄化に取り組んだことがニュースで話題になりました。
独自の浄化システムで自然環境に優しく
鉱山廃水や生活排水の流入で、チチカカ湖も汚染状況が悪化しています。
モリカワ氏は、独自の浄化システムを設ける手法で湖を浄化する専門家として活躍しており、今回もペルーの環境行政からの支援を受けて、その浄化システムを設置する作業を現在行なっています。
異常増殖した藻の撤去などを行い、独自に開発した浄化システムを湖に設置します。設置完了までに2週間程度の時間がかかりますが、それ以降は人の介入を最小限にでき、人にも自然環境にも優しい浄化システムとなっています。
森川マリノ氏について
森川氏自身が活動報告などを行う際は、ご自身のFacebookに書き込む形で情報発信を行なっています。最近では、各種ニュースメディアがこぞって記事を配信しているので、森川氏の近況を知りたい方はニュース記事を探したほうが早いし、詳細な内容を知ることができそうです。
Facebook:@morikawaphd
また、在ペルー日本国大使館の通訳者リストに森川氏の名が乗ってます。アピールポイントに「30年の実績」と森川氏自身の人生を最大のアピールポイントとしているところがスゴイです。
森川マリノ氏、TEDでプレゼン
TEDカンファレンスでプレゼンテーションした時の動画がありますので、ご覧ください。森川氏の活動内容や自然保護に関する考え方などを知ることができます。
日本で研究していた頃の話
筑波大学において水環境保全の研究をしていた頃に作成された紹介資料がありました。博士課程 3 年の頃(2012年)に、すでにペルーと日本を行き来しながら環境保全活動を実行しています。行動力やそれに伴う周囲への貢献度など当時からかなり高い評価を得ていることが伺えます。
PDF資料:小さい頃遊んだ、あの湖を元の姿に
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