夏目漱石の代表作「我が輩は猫である」をスペイン語で読んでみましょう。
作品冒頭「吾輩は猫である、名前はまだない〜〜」がスペイン語に翻訳されるとどのように表現されているのか、一句一句確認しながら読み進めると、本作の面白さを別の視点で捉えることができますよ。
Soy un gato
文字を読んで、情景を思い浮かべる想像力が大切
長文を読む上で、最終目標としたいのが、スペイン語で読んでその情景を瞬時に思い浮かべられるようになること。特に文学作品などでは、文字を読んでどれだけ想像力を働かせられるかが、作品をより深く読み解く上で重要です。
作品の情景を深く読むという点では、本作品は非常に読み解きやすいと思います。冒頭の有名なフレーズをみてみると「あぁ、なるほど」と納得できるはずです。
Soy un gato, aunque todavía no tengo nombre. No sé dónde nací. Lo primero que recuerdo es que estaba en un lugar umbrío y húmedo, donde me pasaba el día maullando sin parar.
吾輩わがはいは猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当けんとうがつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
青空文庫で夏目漱石 吾輩は猫であるが購読可能ですので、こちらと対比しながらスペイン語翻訳版を読み進めると、作品の面白さだけでなく、翻訳の奥深さにも触れることができます。
参照:夏目漱石 吾輩は猫である – 青空文庫
コメント
貴重な情報、どうもありがとうございます。
早速ダウンロードしました。スペイン語勉強中なので、ちょっと読んでみたいと思います!
ただ、このスペイン語翻訳が全文掲載されているのかが未確認です。読破した際には、続報をお待ちしています。
soy un gato etcって。。。笑
わかっちゃいるけど、なんかスペイン語になると笑っちゃいますね!
頭に想像する猫が、日本語版と違うものが出てきました。面白い情報ありがとうございます。私も、もれなくスペイン語勉強中なので、さっそくダウンロードしました。
そのうち読んでみたいです。知っている話だから、頭に入ってきやすく、いい勉強になりそうですね。
以前ブログでコメントをいただきましたcoyoと申します。
コメントにURLがついていたのに今さら気づきまして
管理人さんのブログにやってきました。
我が輩はネコである、早速私もダウンロードさせてもらいました。
今から読むのが楽しみです。
また度々お邪魔させていただきます。