チリ共和国の首都サンチアゴにある動物園に批判が集まった出来事。なんとライオンの檻に侵入した男性救出ために、動物園生まれのライオン2頭を射殺したのです。
これが騒動のきっかけとなりました。
自殺者の巻き添えを食らった2頭のライオン
事件は首都サンチアゴにあるメトロポリターノ動物園(Zoológico Metropolitano)。自殺を図ろうとした20代男性がライオンの檻の中に入り込みました。
突如、檻に侵入してきた男に対し、ライオン2頭はもちろん警戒します。男性に対し攻撃的な行動をとりました。飼育員らは男性を助けるため、ライオン2頭の射殺を決めました。
ライオン射殺に批判殺到
ライオン2頭を射殺した動物園の対応がニュースで取り上げられると、動物園に対し批判が殺到しました。射殺されたライオンは22年前にこの動物園で生まれ、この動物園で飼育された「いわば人間慣れした」ライオンでした。
動物園側は、人命を最優先に考えた判断に妥当性があったことを説明しています。しかしながら、それは正しい判断だったのでしょうか。ライオンの尊い命が自殺願望の男性によって失われた今回の事件に、周囲からは射殺以外の方法はなかったのか、と疑問の声が寄せられているのです。
キーワード:22年の動物園人生
Los animales habían nacido en este zoológico y tenían cerca de 22 años.
一連の話は人間の都合によって動物の命が軽く扱われてしまったことに疑念が寄せられているのですが。その最大の焦点がこの一文に込められています。2頭のライオンは、この動物園で生まれ、やむなく22年の生涯を閉じることになった一文です。
文法的には時制の一致が参考になりますし、生まれ育ったを表現する「habían nacido」の表記も重要ポイントです。なんとも悲しい話です。
本記事は問い合わせ@wootil.jp
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