Photo:Papas By krebsmaus07
ペルーのジャガイモが、火星に旅立つかもしれません。アメリカのNASAと科学研究チームがペルーにある国際ジャガイモセンターを訪れ、ジャガイモについての調査を行なうと発表しました。
Do Peru’s potatoes have the right stuff?
That’s the question scientists will be asking in Lima next month, when a selection of tubers will begin undergoing tests to determine whether they’re fit to grow on Mars.
NASA, the US space agency, is conducting the pioneering experiment together with Lima’s International Potato Center (CIP).
地球温暖化による食料危機を逃れるための基礎研究
実験を行うのは、米航空宇宙局(NASA)と、リマ市にある国際ジャガイモセンター(CIP)です。ペルー産のジャガイモが火星の環境条件下において栽培可能かどうか可能性を探るために行います。
ペルーの土が火星の土と類似している
この実験がペルーで行われる最大の理由は、火星の土とよく似た成分で構成されている土が存在しているからです。ペルーにあるPampas de La Joyaの砂漠に成分のよく似た土壌となっていることがわかっています。
二酸化炭素ばかりの火星の大気が、むしろ都合の良い環境
火星の大気の約95%は二酸化炭素で構成されています。高濃度の二酸化炭素はジャガイモの栽培に適しており、地球上の一般的な栽培環境と比較して、収穫量も2倍から4倍に増加できる可能性が高いのです。
参照:NASA-led team wants to grow potatoes on Mars
4500種のジャガイモから選抜して実験を行う
研究者たちは、火星の自然環境に似せた厳しい条件下で厳密に評価され、4500品種の中から選ばれた100品種を実験で栽培します。将来的に火星での野菜栽培用ドーム建設に道を開く可能性があると期待されています。
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