Photo:learning spanish in argentina By Art of Adventuring
スペイン語を学習する前に、スペイン語が世界でどの程度話されている言語なのか色々と資料をまとめてみました。簡単に言えば、スペイン語は世界で5億人が話すことのできる言葉で、今もなお話者人口が増加傾向になるということ。
まずは、世界のどの国でスペイン語が話されているのか、把握しておきましょう。
スペイン語を話す国と地域について
スペイン語は国連の6つの公用語(他は英語、フランス語、ロシア語、中国語、アラビア語)の一つであり、スペインを始め、ブラジルを除く中南米18か国、北米1か国、アフリカ1か国、計20か国における公用語です。
南北アメリカ大陸では、メキシコ以南の21の国・地域のうち16か国がスペイン語を公用語としており、先住民族を含め、人口の大半がスペイン語を話します。
スペイン語を公用語とする国
スペイン語が公用語である国・地域は以下の通りです。ここでは、プエルトリコを国として扱っています。
アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、赤道ギニア、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、スペイン、ウルグアイ、ベネズエラ、プエルトリコ
スペイン語を母語とするコミュニティが存在する地域
以下の地域は、公用語は英語やフランス語などの言葉ですが、スペイン語を母語とする人たちのコミュニティーがある地域です。
アメリカ合衆国(カリフォルニア州、アリゾナ州、ニューメキシコ州など)、アンドラ、アルバ、ベリーズ、ケイマン諸島、ジブラルタル、イスラエル、オランダ領アンティル、スイス、ヴァージン諸島
スペイン語を話す人は何人いるのか
2017年の統計資料によると、スペイン語を母語とする人は4億7700万人です。これに、外国語としてスペイン語を話すことができる人も含めると5億7200万人を超えます。これは世界全体の7.8%の人口で、2050年頃までは世界人口の7.8%が維持されると予測されています。
また、英語やヒンディー語の話者人口が減少傾向をしましつつある中、スペイン語話者は増加傾向にあることも報告されています。スペイン語の話し手が増えれば、外国語学習として「スペイン語」を習得する魅力も高まります。
参照:統計資料「世界のスペイン語 2017」によるとスペイン語話者は世界に5億7200万人
グローバル経済において存在感を増すスペイン語
このようにスペイン語を取り巻く状況は刻々と変化を遂げており、中でも話者人口の増加は大きなメリットです。
日本国内では、スペイン語はまだまだ少数派の言語ですが、英語以外の外国語としてスペイン語を選択する意義は大きいでしょう。今後の世界経済で活躍するためにスペイン語を習得するのは戦略的にも価値ある選択と言えそうです。
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