ミミズ図鑑、おそらく日本で一番詳しいミミズの専門書

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ミミズ図鑑というすごい本を見つけました。

ミミズに関するありとあらゆる情報が掲載された専門分野を扱った「一般書籍」でありながら、詳細すぎる内容に絶賛してしまいました。Amazonレビュアーの意見でも、その凄さが語られています。

口コミ
口コミ

国内の一般書で本書と対等に比較できるミミズの本は存在しません。生き物や自然や環境を相手にする人は持っていて損はない一冊です。

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ミミズとは、どんな生き物なのか

ミミズの95%がフトミミズ。そして名もないミミズが圧倒的大多数。このように目次ページに、まるで注意書きのように簡素にまとめられたミミズに関する基本情報に驚きます。

95%がフトミミズという現実。

身近な存在なのに分からないことが多い生き物

細々説明することができないので、本書より抜粋する形でミミズの特徴とか概要を紹介します。

ミミズの特徴
  • 目が無い
  • 手足がない
  • 雌雄同体である
  • 夜行性である
  • 雨が降ると路上に出てくる
  • 落ち葉などを食べる
  • 色々な動物の餌になりがち
  • 土壌の分解者としての役割を持つ
生物学的に見るミミズとは
  • ミミズの祖先は4億年前に誕生
  • 雌雄同体だが精子は他の個体との交換で成立
  • 卵は頭の先から放出
  • 個体変異がありすぎて種の同定が難しい
  • 役割の分からない器官がたくさんある
  • 雨ふると出てくる行動メカニズムが未だ不明
  • ミミズ図鑑がどこにもないので身近な種類のミミズでさえ名前がわからない

ミミズの標本作成法まで網羅したすごい一冊

最も目にする可能性の高い種類のミミズから順に掲載されており、外見的特徴や生息場所など詳細な情報が事細かにまとめられています。他には、標本の作成方法やミミズの基本的な形態の解説まで、ありとあらゆる解説が網羅されています。

ミミズスパゲティにしか見えない

ミミズは落ち葉などを分解するための一助を担っています。

特にミミズの穴を掘る行為は、土壌改良の機能も持ち合わせているため、良い農産物を作り出すためにはミミズの存在が不可欠な場合もあるのです。農業分野では、ミミズの働きが土壌改良の面で重宝される最大の理由です。

身近な存在すぎるが故に、学問としてあまり研究されてこなかったミミズ。本書を通して、驚く事実がたくさん紹介されています。

ミミズとの関わりが深い研究者や農業従事者にも役立つような情報を論理立てて解説しており、学術論文以上に詳細な情報が満載の文字通りの図鑑となっています。本書は、書店でも購入できますし、私が調べた限りでは全国の図書館にも配備されているようです。

身近だけれども分からないことが多いミミズに、ちょっと関心を持ってみてはいかがでしょうか?

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