アルゼンチン「物価上昇中なのでパスポート代を2倍に引き上げます」

中南米ニュース
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このたびアルゼンチン国民のパスポート取得費用を値上げされることになりました。なんと2倍の引き上げになっており、アルゼンチン国内では物議をかもしています。

パスポートまでも「値上げ」されてしまうほどアルゼンチンの物価は上昇しているようです。

アルゼンチン政府:インフレ気味なので値上げ

アルゼンチン内務省によると、アルゼンチン国内の近年の物価上昇や政府内にかかるコスト上昇を加味するとパスポートの取得費用の値上げは正当な措置であると判断しています。

こういった事情で9年前の2003年にも一度値上げをしていますが、今回の値上げは他の物価上昇があまりにも強烈なので国民の反発も無視できないほどになっています。

取得費用は2倍

パスポート発給費用は、これまで130ペソ(約2400円)でした。これがアルゼンチン市民局によると、4月16日の申請分より250ペソ(4600円)に引き上げられます。

他にもパスポートの取得機関を2日間に短縮して取得できる「特急」は、これまでの630ペソ(11000円)から、750ペソ(13800円)に上昇しました。

アルゼンチンの国内メディアでも、取得費用の値上げに関する話題は取り上げられているのですが、値上げよりも、2倍近くまで取得費用が引き上げられたことに対する批判や反応が多く見受けられます。

参考記事

Desde ayer, sacar el pasaporte cuesta casi 100% más caro
Tramitar el pasaporte ya cuesta casi el doble

追記

と、アルゼンチン政府が八方美人的な動きをしているという指摘もあったので調べてみました。

28)中南米を含めた新興国に共通する課題はインフレ対策だ。

メキシコの消費者物価指数は3%台で推移し、インフレの抑制には効果を上げているが、アルゼンチンは今年に入ってから9%台が続いている。

世界的にみると、欧州債務問題や、日米をはじめとする先進国の成長鈍化により、経済見通しが明るいとはいえない状況だ。確かに、中南米の国々も成長率には陰りが見える。四半期ベースの実質GDPは、高止まりするアルゼンチンを除き、メキシコが10年第2四半期に7.6%と高い伸びをみせたあと、同年第3四半期は5.1%に減速。第4四半期以降、5%を上回ったことがない。
中南米、成長維持とインフレ抑制が共通の課題

43)アルゼンチン経済の懸念のひとつは、インフレ率である。

2010 年の公式発表ベースの CPI 上昇率は 10.8%であったが、生活実感としてのインフレ率は 20∼30%と認識されており、政府発表インフレ率の妥当性に対する疑問が浮上している。

また、当局が工業製品の輸出競争力を支える目的で通貨安に誘導していることも、インフレ・リスク要因となっている。インフレ加速は、ペソ売りをエスカレートさせる恐れがある。
アルゼンチン経済の現状と今後の展望

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