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キューバで目の当たりにした社会主義という国の姿

文化・社会

Photo:Máquinas viejas (Rusas o americanas) por las calles de la ciudad de Cienfuegos,Cuba. By:lezumbalaberenjena
Photo:Máquinas viejas (Rusas o americanas) por las calles de la ciudad de Cienfuegos,Cuba. By lezumbalaberenjena

2009年12月末に日本を発ち、年末年始をキューバで過ごし、本日帰国してきた。

片言ではあるものの、キューバでの公用語スペイン語が話せる事は、今回の旅で本当にすばらしい事だと感じています。わずかな期間であっても、現地の人々と会話する事で感じるキューバがそこにあったから。

光、色、海、風。

キューバで感じた全ては、新しいものであるはずなのにどこか懐かしいものでもあった。
興奮が冷めないうちに、この思いを文章に残しておく事にする。

一番の関心は社会主義という国のシステム

Photo:Cuba street By:@Doug88888
Photo:Cuba street By @Doug88888

今回の旅で、もっともやりたかったのがキューバが採用している社会主義という政治システムだから、色んな人にキューバの社会システムのことへの質問をぶつける機会を設けようと必死だった。

もちろん今回の旅は、遊ぶ事が目的だったのであんまり真面目な事は話していないんだけど。それでも、出会う人々にさりげなく、でも核心を突くように質問をぶつけてみたりした。

実際、積極的な返答は誰からも得られなかった。でも、皆何かしらの思いは持っている感じだったけど。

旅行中、日本語を話すキューバ人と知り合った

片言ながらも懸命に日本語習得に励む青年。彼は、日本へ行く事を夢にして、コツコツとお金を貯め、知識をためていた。日本の事をスゴくたくさん知っているし、日本語の勉強の為に、タダデさえ少ない日本人観光客をキューバで探している。

ただ、彼が日本を訪れることは、我々がキューバを訪れるような簡単な話ではない。国交の問題とか、これまでの亡命の問題とか、色んな事が絡んで簡単に国外へ旅行できないらしい。

日本に行くのは不可能な事」とつぶやいていた彼が、とても強く印象に残っている。
何も出来ない自分が、そこにいた。スゴく悔しい。

有機農業が栄えるが、問題も

Photo:En el Vivero Alamar trabajan 46 mujeres en una plantilla de 195 personas. Crédito: Jorge Luis Baños/IPS. By:Agencia de Noticias Inter Press Service
Photo:En el Vivero Alamar trabajan 46 mujeres en una plantilla de 195 personas. Crédito: Jorge Luis Baños/IPS. By Agencia de Noticias Inter Press Service

キューバと言えば、有機農業で国の危機を乗り越えたと言われるくらい農業政策が整っている事で有名だったんだけど、実際に訪れてみた光景に農業の活気はどこにもなかった。

「空き地」となっているような大地がそこらじゅうにあったのだ。あるキューバ人に聞いた所、かつてはそこで農業が行われていたんだそう。革命が起こるまでは。

革命が行われた時期に、農地改革として農地が政府にいったん没収されてしまって、小作農民が農業するには、政府より農地を借りなければ耕作できないシステムになってしまったそうです。そんなシステム上では、苦労して作ったとしても手元に残るのはほんの少しの食料と収入で、とても家族を養えないんだとか。

キューバで農業が栄えてる所も確かにあった。
施設栽培でレタス等の野菜を作っている所さえあった。

一部の成功に脚光を浴びていて、実は、多くの失敗が農地改革の時にあったのではないかと。目の前に広がる不耕作大地と地元住民の話を耳にしながら感じていた。

キューバという国への関心の持ち方が変わる旅行となった

Photo:More Cuba, Dec 2011 - 116 By:Ed Yourdon
Photo:More Cuba, Dec 2011 – 116 By Ed Yourdon

キューバで出会った人々を通して、キューバという国が少しだけ分かった気がする。

皆、何かしらの感情を抱きながら日々を過ごすも、そこにはどうする事も出来ない諦めさえもある。僕ら外国人が立ち入れない境界があるような気がした。だから、僕は彼らの感情的な発言に対して、ただただ、耳を傾ける事しかできない部分だった。

社会主義だからなのか島国だからなのか分からないけど、キューバはスゴく統制がとれていた。いい意味でも悪い意味でも。みんなきちっとしてる部分がどこかしら見いだす事が出来た。

キューバを好きになれるのか?

もう一度キューバに行きたいかと聞かれれば、もちろん「イエス」だ。それはキューバがラテン諸国の一つであり、音楽の国であり、スペイン語を話す国だからであってキューバという国へのこだわりがある訳ではない。

本当の意味でキューバを好きになれているのかと言われれば、今回の旅だけでは何とも言えない。でも、ステキな人は沢山いる、それだけははっきり断言できる旅となった。

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コメント

  1. テキーラサンライズ より:

    キューバ人は早口だけど、とても紳士的だなと感じました。
    人はとても温かくて優しいけれど、
    アジアのような熱気や暑苦しさはなくて穏やかというか。
    教育レベルが高いことと、ヨーロッパの文化が影響しているのかと思いました。

  2. 管理人 より:

    キューバの教育レベルが高いって言う確証は僕には見つける事が出来なかったんですが、紳士的な対応をしてくれる人がすごく多いですよね。
    ただ、キューバの人たちが早口だとはあまり感じなかったなぁ。発音に特徴的な部分がいくつかあったのは印象に残ってるんですけどね。