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バナナが枯れる程の「寒さ」が国も人も発展させるのではないだろうか

政治・経済

歩みの鈍い国は、それはそれでまた色々複合的な要素があるのだと思いますが、リカルドおじさんは、どうも手をそれほどかけなくても栽培できる食糧、具体的に言えば、バナナの豊かさが労働観や生活様式に影響を与えた可能性があると勝手に推測しているのですが、説得力のある説明ができるわけでもありません。
何がそれを分かつのか ラテンなおやじのぐうたらニカラグア生活

バナナの豊かさ=熱帯。

つまり、寒さを知らないことが国の発展を妨げてると言える気がします。私がかつて中米で農業をやってたころのことを思い出しながら色々考えてみます。

やっぱり働かざるもの食うべからず

「食べる」という行為は、自らの手で育てた食物を加工して腹を満たすことだと思います。つまり、自らの手で加工できない人は食べる権利も無い訳だし、そもそも食べることが出来ません。

ただ、世の中、貨幣経済が成り立っているので、働く代わりにそれと同等の対価を支払うことで働いたことにして、食事にありつくことが出来るようになってます。でも、ここで言いたいのは、根本的には働いていないと食べることは出来ないってことです。対価を支払うにも、働かなきゃ現金収入なんてあり得ません。

やっぱり働かざる者は食うべからずなんです。

中米って1年中「野菜」が作れる国なんです

熱帯の国に訪れたことのある人は分かると思いますが、年中温暖ってすごいことなんです。農業の分野で言えば、普段我々が食している野菜のほとんどが、いつ、どんなタイミングでも栽培できてしまうんです。

もちろん雨や風等のその他の気候条件を加味すると、一概にいつでも栽培できるって訳じゃないんですけど、日本の農業のように何千万もする温室を作る必要も無いし、高度な栽培技術もそれほど必要になりません。

種をまけば、品質さえ問わなければ、育つんです。

寒さを知らないとなぜ貧しいと言えるのか

前置きが長くなりましたが、上述のように「楽をしてても農業が成立してしまう」環境では、食料の確保に対して特別な努力を必要としません。食べるものが無くなったら、取りあえず外に生えている木々に目をやり、果物や木の実なんかを食べればいいのです。で、気が向いたら、野菜の種をまけばいいのです。

ところが、日本をはじめとする「冬」のある国では、作物栽培を自分の都合で行うことなどできません。栽培適期というものがあるので、それらの時期にぴったり合うように、種まき等の日程調整を綿密に行う必要があるのです。

この時点で、既に「寒さ」が人々の行動パターンに影響を及ぼしているのです。

寒さによる影響

寒い国:綿密なスケジュールを組んだ農作業
温かい国:場当たり的な栽培計画

危機感を持った経営管理とかそういうのが、暖かい国にいるとボケてしまうんじゃないかと思うんです。

寒さっていったい…

寒いと植物はやがて枯れます。

寒さってのは、「死」とか「終わり」を連想させるものであって、寒さを知る人は、それからいかにして遠ざかるかを常に考えてしまうのです。例えて言えば、日本の真冬に、道ばたで寝てる人がいたら、凍死するかもしれないので早急な対応をすると思うんです。

ところが、中南米じゃ年中温かいので凍死って言葉自体「無縁」です。
だから、道ばたに寝てる人に対して心配する人はほとんどいないのです。ここでも、寒さに対するある種の危機感が欠如していることが言えるんです。

熱帯は堕落精神の助長をするかもしれない

熱帯って、働かなくても年中何らかの植物が生育してる国なんですから、働かなくても何とかなっていくと思い込むようになってくるはずです。そんな風になれば、当然、働かずして食っていきたいという衝動が発生して当たり前です。

気温が暖かければ、やっぱり気が緩むのは当然なのです。私たちは常に楽をしたいというわがままな気持ちを持ち続けているんですから。

ですから、もし、中南米に天変地異でも発生して、熱帯から冬のある気候に変われば、それぞれの国が劇的な発展を遂げるかもしれませんね。

ま、今の所あり得ない話だけど。

4811903102熱帯農業と国際協力
高橋 久光
筑波書房 2006-11

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政治・経済自然・気候
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