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中米は発展するのか?

政治・経済

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中南米を渡り歩いたというリカルドおじさんが、面白い見解を記事にしていました。ニカラグアって行ったことはない国ですが、これまでに色々と話を聞いたことのある国なので、ちょっとだけ私の個人的見解を書いてみます。

ニカラグア人にとってのみならず、この国にある一定期間住んだことのある外国人にとっても興味深い、というか、むしろ重いテーマです。
(~中略~)それでは、ニカラグアは発展していないのか。何を以て「発展」というのかは色々あるでしょうが、常識的に考える「発展」ならば、それはニカラグアは発展していると思いますよ

「ニカラグアは発展するのか?」 ラテンなおやじのぐうたらニカラグア生活

第3の価値観が、国の発展を助ける

その国の国民が、国際的な価値観をもてるかどうかが、国の発展への可能性を高める手段の一つである。

と、私は思います。
実際、中米のニカラグア以外の国で、メキシコやパナマはすでに発展しており、国としても国際的な価値観を併せ持っています。日本においても、海外に対する理解度が高まるようになると、知的好奇心のベクトルも代わり、国が、国民の心がより豊かな方向へ向かっているのではないかと思います。

第3の価値観。これが発展のカギじゃないかと。

刺激し合う環境が、発展には不可欠

人間って、競争相手が存在しないと、自己を強くするとか、大きくするとか、発展に向けた動きって出てこない気がします。ただ、競争することが大切って訳ではなく、競争するという行動を通して、自分たちの置かれている状況を客観的に評価することが大切なんです。

その役割が、近隣諸国への出稼ぎに行く労働者であったり、リカルドおじさんのように海外移住する外国人だったりするのです。

リカルドおじさんも、記事中で

ニカラグアはそれ(国の発展)が可能か?これについて、実はリカルドおじさんが注目しているのが、単なるメディアによる情報の流入や教育の効果ではなく、出稼ぎ移民の存在です。出稼ぎ移民は、一般に、貧困の側面だけで語られることが多いのですが、価値観の変容という側面も見逃せないように思います。

と、述べており、外の空気を感じ、別の価値観をもったニカラグア人が増えることによって、心の豊かさやさらなる国の発展に寄与する力が生まれてくる可能性を示唆しています。

故郷を大切にする心が最も大切

これは、私たち日本人にも言い聞かせたいところ。
自分たちの発展のために、外ばかり見ているようじゃ駄目ってこと。

今の日本が、そうですね。最近では、地方に対する見方とか、日本古来の文化に対する見直しなどが行われているようですが。

中米の人って、自分の家族とか、自分の故郷に対する愛着がものすごく強いと思います。どのラティーノに聞いても、自分たちの国の話、とくに食べ物の話になると、永遠に喋り続けるのです。聞かされる身分としては「あ、ホントに自分の国が好きなんだなぁ」って思わずにはいられないくらいです。

本当の意味での発展とは何なのか?

貧困って貨幣経済が生み出した物であって、人が健やかに毎日を過ごすことができれば、それは貧困ではないと言えます。実際は、そう言う見方はされていないのが現状です。だって、栄養失調で、明日の我が身も危ぶまれるような状況もあるわけですから。

じゃぁ、何を持って発展と言えるのか?
リカルドおじさんは、視覚的に確認できる発展もあることを付け加えつつ次のように述べていました。

同じ貧困国でも、何らかの理由と契機があって発展への軌道に乗り始める場合もあるし、何らかの理由があってその契機が掴めず貧困国のままというケースもあります。要するに、発展のスピードが異なるわけですが、その「何かが理由で」の「何か」とは何かが問題なのだろうと思います。たまたま時流に乗ったとか、採用した経済社会政策が的確だったということももちろんありますが、やはりもっと深い所にある「何か」なのだろうと思います。

 よく言われることは「教育」です。それは間違いではないが、どうも知的水準向上型の教育ではないような気がします(それはそれで必要ですが)。むしろ、教育を通じた「物の見方」の変化ではないかという気がしてなりません。視野の広がりといってもいいでしょう。

この「何か」について。
私は、人のじゃないかと思います。

心が発展すれば、視野も広がる。
心が発展すれば、知的水準も上がる。

だから、この心が発展するような刺激を与えてあげることが、大事だと思います。そうすれば、中米は発展していくんじゃないかと思います。それが海外からの援助による他力だとしても。

参照:ラテンなおやじのぐうたらニカラグア生活

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コメント

  1. Caribe より:

    ニカラグアが発展しないのは、国をひっぱっていく政治家のせいだと思います。そんな政治家を選挙で選ぶのは国民だから、国民の視野の狭さとか教育レベルの低さとかが問題になるわけです。でも衣食足りて礼節を知るという言葉のとおり、心を発展させるためには、物質的な余裕も必要です。出稼ぎに行って外の世界を知ったニカラグア人は、必ずしも価値観を変えてくれるわけではなく、やっぱりニカラグアはだめだと失望して出稼ぎ先の国に帰っていくのが現状です。別の価値観を持ったニカラグア人は国内に増えているわけではないのです。

  2. 管理人 より:

    Caribeさん、貴重なコメントありがとうございます。
    Caribeさんのご指摘通り、政治家や国民といった個人個人のレベル
    が国の発展に大きく影響していると思います。おそらくCaribeさんはニカラグアへの滞在経験があり、ご自身の体験に基づく所感がこのご指摘に繋がっていると、私は感じております。(間違ってたらゴメンナサイ)
    私個人としては、ニカラグアだけにとどまらず、中米諸国の発展を望みたいのです。たとえ国の発展を阻害する要因をもっていようとも、頑張って生活している人たちがそこにはいるはずだと思ってるからです。
    奇麗ごとかもしれませんが、そんな人たちを遠い日本から応援したくて書いたのがこのエントリなんです。

  3. Caribe より:

    「発展していない」と断定しているわけじゃありません。頑張って生活している人たちはもちろんたくさんいますが、他の中南米、中米に比べて、ニカラグアはそのような頑張っている人たちの声が全然政治に反映されないのです。
    また、外国に行ったり外国人と触れ合って価値観が変わった人たちも増えてきていますが、彼らは「外国はそうだけどニカラグアはこう」というスタンスを崩さず、結局より良い外国に流れていくのです。知り合い、友人は一度出稼ぎから帰国すると、今度は家族を連れて出稼ぎしなおしています。
    申し遅れましたが、私は現在もニカラグアに在住しており、ニカラグアとの関わりは17年になります。日本を始め先進国の人たちの考えることと、現地の現状にはあまりにギャップがあるので、思わずコメントいたしました。コメント欄にはスペースに限りがあり伝えたいことを簡単に要約したため、誤解を生んだのかもしれませんね。

  4. 管理人 より:

    Caribeさんからのコメントを頂く前に、私の発言を一部撤回しました。私はあくまでも一外国人であり、中南米に対してできることと言えば、このブログでどうしようもないネタ集めをすることです。社会批判や政治的問題の議論をここで展開するつもりはありません。
    なので、私のこのエントリを書くに至った気持ちだけをコメントとして残しました。
    「現地の現状にはあまりにギャップがある」ことは、私も知っています。中米の「ある国」で、電気・水道なしの生活をしていましたので。