ラテン音楽の最大の魅力は、カバー曲としてラテン風アレンジができることだと思ってます。JAZZやボサノバでよくやる手法といえば説明が早いのかな?
そんなラテンアレンジをクラシック音楽で挑戦したグループ「クラッツ・ブラザーズ・アンド・キューバ・パーカッション」を発見。彼らは、キューバ音楽を得意とし、聞き慣れたはずの名曲がラテン音楽に早変わり!
まずは聴いて下さい。
キューバサルサ風のくるみ割り人形
タイトルは、Cuban Sugar。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」は交響曲で攻めてみます。ちなみに、キューバは砂糖の輸出国です。だからキューバンシュガー。
交響曲ですので曲の序盤は静かに始まるかと思いきや、最初っから壮大に「ラテン色」を突っ込んできます。チャイコフスキーが、華麗にラテンダンスしてるので、聴いてて楽しいです。
ベートベンに「運命」を感じるぜ!
ベートーベン作曲の交響曲第5番のサルサアレンジ。
曲名は「運命」と言った方が分かりやすいかもしれません。視聴して頂ければ説明不要でしょう。本来の曲のイメージを完全にぶっ壊していて、違う意味で「運命」感じちゃいます。私は、こんな「運命」に自分の人生授けたいです。
また、タイトルも「SALSA No.5」と洒落っ気たっぷり。ステキ。
ブラームス、キューバサルサに目覚め、踊り出す。
ヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲」はキューバ舞曲へと変わるべく完全に原型を残さないタイトルになってます。そのタイトルは「Cuban Dance」です。
そもそも、ハンガリー舞曲はブラームスが駆け出しの頃に収集したジブシー音楽を編曲した「舞曲集」の一部です。Wikipediaによれば、この曲で訴訟が起きたほど反響のあった曲で、ブラームスが成功を収めるきっかけになった曲です。
こういう由緒ある曲を、サクッと編曲するセンスに脱帽です。
Klazz Brothers & Cuba Percussionについて
1990年、ドイツで結成されたミュージックバンド。
5人組で構成されている。結構イケメン。
- Kilian Forster – ベース
- Tim Hahn – ドラム
- Bruno Böhmer Camacho – ピアノ
- Alexis Herrera Estevez – パーカッション
- Elio Rodriguez Luis – パーカッション
得意なジャンルは、ジャズ、クラシック、サルサなどのラテン音楽へのアレンジ。近年発表されているタイトルを見る限り、キューバ音楽へのこだわりを強く感じます。パーカッションにキューバ人を迎え入れいてるためでしょう。
活動拠点はドイツとキューバとなっておりますが、現在は公演ツアーなどで世界を飛び回っているようです。来日公演があれば、行きます、ゼッタイ。
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