1950年代にブラジルで生まれた音楽「ボサノバ」の歴史に迫るドキュメンタリー映画の紹介です。
この作品には、アントニオ・カルロス・ジョビンなど現役のボサノバアーティストが登場するのも魅力の一つ。ラテン音楽史に触れることのできる貴重な映画の一つじゃないかと思います。
ボサノバの誕生について
ボサノバは、1950年代後半、リオデジャネイロのコパカバーナやイパネマといった海岸地区に住む中産階級の学生やミュージシャンたちによって生み出された音楽。
アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の「Chega de Saudade(シェーガ・ジ・サウダージ)」がボサノバ誕生のきっかけとなった曲ではないか考えられています。
なお、ボサノバ誕生の中心となった人物として、
- アントニオ・カルロス・ジョビン(作曲家)
- ジョアン・ジルベルト(歌手・ギタリスト)
この二人は、ボサノバ音楽を語る情報源では必ず出てくる人物です。
映画「This Is Bossa Nova」について
原題:COISA MAIS LINDA: HISTORIAS E CASOS DA BOSSA NOVA
製作年:2005年
製作国:ブラジル
ボサノバの歴史を描いたドキュメンタリー映画。
現在も活躍する巨匠カルロス・リラとホベルト・メネスカルがゆかりの地を訪れながら、ボサノバ誕生の歴史や誕生エピソードをたどります。さまざまな歌手のインタビューや歌声、ボサノバ誕生の立役者となったミュージシャンたちの映像も収録。
ボサノバのリズム、奏法、歌の世界観がどのように形成されたのか、時代を追って丁寧に語られていく構成となっており、映画全編を通してボサノバの名曲が心地よく耳に入ってくる作品となっています。
ディスクの入手について
この映画は2005年に発表され、日本国内では2008年頃にディスク化されました。しかしながら、2015年の記事執筆時点においては入手困難な状況となっております。
すでに販売停止もしくはプレミア価格が付けられた状態です。そのため、Amazon価格にプレミアがついたことである種の伝説として話題になった映画なんです。
サウンドトラック版「This is BOSSA NOVA」もあり、こちらはまだ入手可能です。音楽だけでも手に入れたい人は、今すぐポチ!
コメント
コメントをどうもありがとうございました~♪それから素敵なコミュもありがとうございます!ラテン好きな方達の存在を身近に感じることが出来てとても嬉しいです!
私の体を流れるボサノヴァの血がコチラにコメントせよと囁くのでコチラに。(笑)
ヂザフィナードの歌詞、私は大好きです。私はちょっとオフキーなトンの囁くような優しい歌声が大好きです。歌は自分のスタイルで、心で、自由に歌うものだって教えてくれたので。
>> ルンさん。
ボサノバの血がルンさんの体の中を流れてますか。すごいですね。
自分のスタイルで、心で、自由に歌う。
じんわりと心に響く言葉ですね。ステキです。
私もラテン好きな人のつながりを色々な方と持つことに喜びを感じております。