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maya2012

中南米の歴史を知る上でマヤ文明は重要な要素となります。しかし、マヤ文明の衰退は今でも謎に包まれており、滅びた原因はどこにあったのかはっきりとしたことが解明されていません。

ところが、最新の研究によると、マヤ文明が衰退した要因は、壊滅的な火山噴火、地震、伝染病ではなく、気候変動が大きな要因だったということがあきらかになってきており科学系ニュースで話題となっていました。

マヤ文明とは


climate-change-could-have-doomed-maya-illustration_61064_bigマヤ文明は、紀元300~660年ごろに栄えていました。「古典期」と呼ばれるマヤ時代の始まりでは、現在のグアテマラ、ベリーズ、メキシコがある「ユカタン半島」に約60の都市が誕生しています。

ところが、1100年ごろにはかつて繁栄を極めたマヤの都市に住む者はいなくなっており、200年以上にわたる衰退期が訪れます。それから月日が経過し、19世紀に探検家たちによって、雑草に埋もれた「失われた都市」として発見されました。

発見当時は、この文明の衰退は「とてつもない火山噴火や地震、巨大な嵐、あるいは大規模な伝染病がマヤ地域を襲ったのではないか」と考えられていました。

しかし、研究が進んだ今日では、人口過剰や戦争、飢饉(ききん)、干ばつなど複数の要因が絡み合って衰退したのだと推測されている。そして、いま最も注目を集めている要因、それが気候変動となっているのです。

雨のもとでの繁栄


最新の研究では、ベリーズのウシュベンカ(Uxbenka)遺跡近くにあるヨク・バルム(Yok Balum)洞窟の床面から伸びる石筍(せきじゅん)から、気候変動と文明興亡の関係が分析されています。

洞窟上部からしたたり落ちる水と鉱物で形成される石筍は、雨が多い時代に成長が早くなる。過去の降水傾向を判断する際に、天然の記録としての信頼性が高い。例えば、今回採用されたサンプルでは、過去2000年の降水傾向が明確に示されているのです。

ところが、200年続いた湿潤時代は、やはり例外的であり、雨がたくさん降ることが大前提となって構築されていたマヤ文明の仕組みそのものは、降雨パターンが変わると行き詰まるようになってしまったのです。乾燥時代に入った紀元660~1000年には、干ばつが頻繁に発生していたのです。石筍の記録によると、1020~1100年にかけてマヤ地域は過去2000年で最も長い乾期を経験している。

自業自得の自然破壊だったのか?


気候変動の一因はマヤ人自身にあるという考えも同時に存在しています。都市と農地の拡大により森林伐採が広範に進んだため、土壌から大気中に蒸発する水分が減少した。自然の降雨サイクルが遮られ、降水量が減ったという主張です。

局地的な乾燥化により、年間の降水量が5~15%減少したという記録も残っているようです。
これは、まさに今の地球が抱える自然破壊そのもの。

コントロール出来るのは自然ではなく人間の行動一つ一つ


人間が自然をコントロールするのは不可能であることが、とっくの昔に証明されているのに、今日の地球では自分たちで破壊している地球環境をコントロールしようとしています。我々が末永く生きていくためには地球でどういう生き方を試みて行くのが望ましいのか。

先代の知恵を無駄にすること無く、これからを考えていくべき時が目前までやってきているのです。


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